スタッフブログ

2020.10.12

第304話:何でもないような事が幸せだったと思う

片山です。

今回のブログに写真はありません。
文章のみになります。
お時間ある方はお付き合いください。

 

弊社では年に1回、健康診断がある。
35歳以上の者は、バリウムや胃カメラを使った胃の検査を行っている。
みなさんの周りにもいるだろう。
経験者は口を揃えてこう言う。
「しんどい」
「つらい」
「もう1年か」

カメラを鼻や口から入れるのだ。苦しいに決まっている。
しかし、自分の年齢から言うと、まだ6年後。
その頃には医学も進歩して機械も新しくなり、もっと早く、もっと楽に検査できるようになってるはず。
そんなこと思い他人事としか考えていなかった。

 

 

 

2020年9月の4連休シルバーウィーク
世間では「GO TOキャンペーン」が流行った。
GO TOトラベル!GO TOイート!
日本政府による経済政策だ。

ここ京都にも観光客が溢れた。
久しぶりの光景に嬉しくなった。
自分もどこかへ出かけたい。
GOTOしたい!

連休初日、焼き肉を食べに行った。
1週間前から体に違和感があり、体調が良くなかったが、久しぶりの焼き肉。
ビールを飲み、いっぱい食べた。
 
次の日、家でお寿司を握った。バーナーで炙りをして少し豪華にしてみた。
普段食べないものを連続で食べられる。幸せだった。
 

しかし、その日の夜。
 

激しい胃の痛みと吐き気に襲われた。
薬でごまかしていたが、今までの人生で経験したことのない痛みで意識朦朧となった。
救急車を呼ぶべきか、悩んだが我慢した。
時刻は夜中3時。
激しい吐き気で寝れない。胃の痛みは治まらない。長い時間うなされていた。

動けるようになった時は、お昼前だった。
すぐに病院に行くことを決めた。

救急で診てもらったが、専門医が不在。
そりゃそうだ、今日は祝日。世間ではGOTOトラベル。
自分はGOTOホスピタル。
経済政策でもなんでもない。


薬をもらい残りの連休中は引きこもり、連休明けに再度病院へ。
今度は消化器内科の先生に診てもらい、開口一番

「内視鏡検査をしましょう」

僕はたまらず聞き返した。
「それは、胃カメラですか」

当たり前だが
返事は早かった。
「そうですよ」




僕はまだ20代。
最低でもあと6年あったのに。
その頃には医学が進歩して、、、。
その頃にはもっと楽に検査できるように、、、。

他人事ではなくなった瞬間の返事は小さかった。

 

 

診察結果は、血液検査、食道、胃、十二指腸ともすべて問題なし。
原因不明が答えだった。
今も薬で療養中だが、良くはなっていない。

食べ物は消化にいいものでないと、激しい胃の痛み、吐き気に襲われる。
そうなるとご飯を食べるのが怖くなる。
恥ずかしい話だが、体重は5kg痩せた。

仕事中に運転できなくなるくらいひどくなるので、最近お昼ごはんはほとんど食べていない。

また、いつものように、当たり前にご飯が食べたい。

大好きなからあげ、粉物、刺し身、ビール。
食べたいもの、飲みたいものは山程あるのにすべて我慢の生活。

 

何でもないような事が幸せだったと思う。

 

もうすぐ発症してから1ヶ月。

僕のGOTOホスピタルはまだまだ続く。

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

GO TOセカンドオピニオンしてくださいね。
とても心配です。

しかしそれよりも今回の文章が凄いのでびっくりしました。
小説を読んでいるのかと思いました。
解りやすくて臨場感もたっぷり☆

これを機に執筆してみてはどうでしょう。
文才があると思います。

  • チャン
  • 2020.10.19 13:27

そんな事になっていたんやねー!

私も学習せず毎年正月明けに同じような事になっております(・・;)

>治ったら、好きなものいっぱい食べまくります!
繰り返さないように気をつけてね(^^;

  • tetchan
  • 2020.10.14 16:19

治ったら、好きなものいっぱい食べまくります!
こんな感じですが前向きに生きてます!
そこはご心配なく!!

  • 投稿者
  • 2020.10.12 19:37

コメントフォーム

カレンダー

«10月»
    1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
  • やまとカーボン社スタッフブログ
  • やまとカーボン社東京営業所スタッフブログ
ページの先頭へ